ようやく筆者が住む横浜市でも特別定額給付金のオンライン申請が始まったので、早速パソコンから申請してみました。
特別定額給付金のオンライン申請に必要なもの
特別定額給付金のオンライン申請は、前提として有効な電子証明書が搭載されたマイナンバーカードの他に、マイナンバーカードの読み取り装置(対応ICカードリーダライタとパソコンの組み合わせ、あるいは対応スマートフォン)が必要になります。
また、マイナンバーカードの暗証番号と振込先口座の確認書類が必要になるので、事前に確認し、準備しておきましょう。
マイナンバーカード
受給権者(世帯主)の、有効な電子証明書が搭載されたマイナンバーカードが必要です。
マイナンバーカードの有効期限は発行日後10回目の誕生日までですが、電子証明書の有効期限は基本的に発行日後5回目の誕生日までです。マイナンバーカードの交付開始は2016年1月ですので、早く取得した人は既に有効期限を迎えている可能性がありますので注意して下さい。
なお更新手続きについてはお住まいの市区町村にお問い合わせ下さい。
マイナンバーカード読み取り装置
マイナンバーカードに対応しているICカードリーダライタについてはこちらをご覧下さい。
マイナンバーカードに対応したICカードRW一覧/JPKI
(リンクが切れている場合はこちらから)
ちなみに筆者が購入したのは、SONYのRC-S380という機種です。
また、マイナンバーカードに対応しているスマートフォンについてはこちらをご覧下さい。
マイナンバーカード対応NFCスマートフォン/JPKI
(リンクが切れている場合はこちらから)
マイナンバーカードの暗証番号
マイナンバーカードの受け取り時に設定した暗証番号を正しく入力できる必要があります。
マイナンバーカードの暗証番号は、
・利用者証明用電子証明書(数字4桁)
・住民基本台帳(数字4桁)
・券面事項入力補助用(数字4桁)
※下の3つについては同じものを使うことが許されているので、数字4桁は全て同じにしている人が多いかもしれません。
の4種類ありますが、オンライン申請で必要になるのは署名用電子証明書の暗証番号です。またマイナンバーカードの情報(住所・氏名・生年月日など)を取り込む場合は券面事項入力補助用の暗証番号も必要です。
暗証番号が分からなくなったり、3回(署名用電子証明書は5回)連続して間違えて入力したためロックされてしまった場合は、お住まいの市区町村窓口での再設定が必要です。
振込先口座の確認書類
オンライン申請手続きでは振込先口座の確認書類の画像をアップロードする必要があります。
確認書類の要件は、
となっています。
筆者は事前に分かっていたので、申請が開始される前に準備しておきました。
筆者の希望する振込先は三菱UFJ銀行ですが、既にEco通帳にしているので紙の通帳はありません。キャッシュカードでもいいのですが、筆者のキャッシュカードはボロボロの年代モノで、銀行名も三代前の「三菱銀行」のまま。しかも支店コードも古いままだったので、インターネットバンキングの画像を使うことにしました。
ちなみに三菱UFJ銀行のEco通帳の場合、インターネットバンキングに「通帳表紙イメージ印刷」という機能があるので、その出力画像を使いました。
ちなみに、添付するイメージは、
・目視により内容の確認ができること。
・パスワード設定されていないこと。
なんていう留意事項が、添付した後に表示されます。なぜ添付する前に表示しないのか疑問ですね。筆者はインターネットバンキングでダウンロードしたPDFファイルをそのまま添付してしまいましたが。
実際の手順
申請は「マイナポータル」という内閣府のサイトから行いますが、利用にあたっては「マイナポータルAP」というソフトウェアが必要になりますので、インストールされていない方は下のリンク先からインストールを行って下さい。手順の最初に作業環境を確認する画面があり、そこでもインストールできます。
まとめ
筆者は既にマイナンバーカードを使った確定申告をしていたので、利用環境や手順などは特に引っかかるところもなく、すんなりと申請することができました。
初めてマイナンバーカードの電子申請書を利用する場合は、言葉遣いなどで戸惑う場面があるかも知れませんが、ひとつずつ確認しながら進めれば難しくはないと思います。
給付金は一回では終わらない可能性がありますし、今後は給付金以外でも活用が広がると思いますので、まだマイナンバーカードを取得されていない方は、これを機に取得を検討してみてはいかがでしょうか。
(追記)2020年6月1日
本日、定額給付金が入金されていました!
オンラインでの申請手続きをしたのが5月12日、「電子申請データ受領のご連絡」というメールが来たのが5月27日、そして入金されたのが6月1日、という感じでした。